2020-11

冴え!

【36】ぽーくしよっ(河童の太郎坊)

©️水木プロダクション  オノマトペ。  擬声語、擬音語、擬態語などと称される字句である。「ピーピー泣く」とか、「ガチャンと割れる」とか「シトシト降る」とかのカタカナ部分で、わかりやすい反面、安易な表現とされるの...
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【35】すべての生きものは定められた“時間”しか生きられない(竹林仙人)

©️水木プロダクション  時間とは何か。  多くの人は時間が存在する・・・・・・・と思っている。だが、時間を見た人はいないし、取り出すことも、保存することもできない。計ることはできるが、それは単に秒針の動きや振り...
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【34】ここの問題じゃあござんせんか?(蛇麿)

©️水木プロダクション  いかにも強気でやり手そうな男が、頭を指さして言う。  言われた男が、「おめえ、俺の脳みそがくさってるとでも……」と言い返すと、相手は「そうよな……。年中、貧乏している連中はアタマが悪いの...
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【33】それは…性欲が先か食欲が先かという話だった(ト書き)

©️水木プロダクション  終戦から長い年月が過ぎ、戦争の記憶が薄れかけるにつれ、過ちを繰り返してはならじとばかりに、メディアでは過酷な体験や歴史的事実が繰り返し語られる。  戦争はよくない。戦争は悲惨。そ...
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【32】プライドちゅうもんがおまんがな(不動産屋の主人)

©️水木プロダクション  だれしもプライドがある。  ささやかであったり、人に自慢できるようなものでなくても、それを傷つけられると、ムッとしてしまう想い。  無神経な人間は、往々にしてそれを傷つけて、相手を...
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【31】ただ、あるのは犬や猫と同じように、なんとなく死にたくないという気持ちだけだった(ト書き)

©️水木プロダクション  さて、いよいよ近藤勇の最期の場面である。  坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺されたころ、近藤勇以下、新撰組は正式に旗本に採り上げられ、近藤は六百石の徳川直参となる。ところが、大政奉還、王政復古...
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【30】我々の殺人行為に美しいリクツをつける人を求めていたのだ(近藤勇)

©️水木プロダクション 『星をつかみそこねる男』では、土方歳三は知力に優れた軍師の役割を果たすが、近藤勇は単純な豪傑のように描かれる。  近藤は元々武州の農家の出で、単に剣術に秀でているというだけで、運よく武士の...
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【29】世の中のやつはどん欲なやつほど無欲ぶるのですよ(土方歳三)

©️水木プロダクション  新撰組がその名を高めた「池田屋事件」の直前、長州藩士らの密会の場が、「池田屋」ではなく、「四国屋」かもという情報が入る。土方が『では、四国屋で勝負しますか』と聞くと、近藤勇は顔をしかめてこう言...
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【28】氏にとって『尊皇攘夷』はかけがえのないプレイだった(ト書き)

©️水木プロダクション  【6】でも触れた近藤勇の一代記『星をつかみそこねる男』は、まさに「冴えてる一言」の宝庫である。とても1回では紹介しきれないので、しばらくお付き合いいただこう。  冒頭の一言は、新撰組結成...
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