冴え! 【18】いえ、隠しておかないと、自殺者が増えますからネエ、イヒヒヒ(守護霊) ©️水木プロダクション 死後の世界。 それを考える前に、現世とは何かを考えてみよう。 「不思議電車」では、現世は“巨大な電車”として描かれる。人間の誕生は、車掌である死神が、魂を電車に放り込むことからは... 2020.09.28 冴え!
冴え! 【17】詩と称してウドンのような字を書いてれば世間は通るんだ(詩人・熊谷) ©️水木プロダクション 芸術は高尚である。 しかし、高尚であればあるほど、ふつうの人にはわかりにくい。 芸術家は、だれしも高尚な作品を創りたい。だが、その才能がないとき、芸術家は往々にして、単にわかり... 2020.09.24 冴え!
冴え! 【16】小次郎は、子供がクリスマスケーキを食いそこねたような顔をして死んでいた(ト書き) ©️水木プロダクション 水木マンガのト書きには、コマの絵を引き立てるだけでなく、含蓄と示唆に富んだものが多い。その描写の妙は、小説もはるかに及ばないすぐれた表現となっている。中でも「新講談・宮本武蔵」の「闘牛」は、名... 2020.09.21 冴え!
冴え! 【15】きかない薬を作るのが我々の崇高な使命なんだ(製薬会社の社長) ©️水木プロダクション 製薬会社が提供する薬がなくては、医療は成り立たない。薬のおかげで多くの病気が治るのも事実だが、それをふまえても、製薬会社はある意味、奇妙な企業である。 製薬会社の商品は薬 → 薬は病気... 2020.09.17 冴え!
冴え! 【14】バカタレ! 勲章をもっている人間がウソをつくものか(ねずみ男) ©️水木プロダクション さて、水木マンガの中でも、取り分け有名な作品、「勲章」の登場です。 丸顔の少年が無心にイモを食っていると、ねずみ男が『じゃま』と言ってどかし、天女から奪った羽衣をまとい、空中を飛びまわ... 2020.09.14 冴え!
冴え! 【13】第一、労力と報酬の採算がとれてないじゃないの(ねずみ男) ©️水木プロダクション 労力と報酬のバランスは大切である。 いくら苦しくても、それに見合うだけの報酬があれば、我慢できる。しかし、報酬はたいてい手にしてからしかわからないので、見合わなければ、バカを見たという... 2020.09.10 冴え!
冴え! 【12】そうだ いつまでも庶民の仲間じゃあいやだね(安サラリーマン豊島) ©️水木プロダクション “庶民”という言葉は、決して悪い意味ではない。世間一般の人のことで、“庶民的な”と言えば、むしろ親しみやすいイメージがある。 しかし、面と向かって「庶民」と言われると、多くの人が... 2020.09.07 冴え!
冴え! 【11】うん、偉人の伝記なんかにはそんな話がよくあるな…しかし凡人の伝記は悲惨だ(「運命の神」) ©️水木プロダクション 子どものころ、偉人伝をよく読んで、憧れたり希望に胸を熱くしたりした。まだ人生を知らないから、自分にも何かしらのドラマや、“成功”というご褒美が待ち受けているような気がしたのだ。知らないというこ... 2020.09.03 冴え!